= 音楽理論 =
クラシック/オーケストラ
- 完本 管弦楽法
- 著者:伊福部昭
- 発行:音楽之友社、2008年
- おそらく世界最高の管弦楽法の書。特に「管弦楽法を支配する基礎的な音現象と聴覚機能」の章は、読んで初めて知る世界。 音楽を支配するためには、音符だけではなく「聴覚→感情」のシステムをよく理解する必要があるようです。
- Complete Guide to Film Scoring
- 著者:Richard Davis
- 翻訳:−(英語版)
- 発行:Berklee Press、1999年
- 映画音楽の作り方の本。といっても、技術面の具体的な解説はなく、あくまで文章表現での説明となっております。時代の移り 変わりに伴い、どのようにスタイルが変化してきたとか、そのへんのお話が多いです。英語で、380ページほどあるので、読むに は覚悟が必要かと思います。
- 対位法
- 著者:長谷川良夫
- 発行:音楽之友社、2008年(1955年初版)
- 声楽的スタイル、器楽的スタイル、カノン、フーガ
- 純正作曲の技法
- 著者:ヨハン・フィリップ・キルンベルガー
- 翻訳:東川清一
- 発行:春秋社、2007年
- バッハの音楽美学を徹底的に研究した本。はっきりいって、かなり高度な内容です。買ったものの、まだこの本を読む段階にきていないのが現状。
- バルトークの作曲技法
- 著者:エルネ・レンドヴァイ
- 翻訳:谷本一之
- 発行:全音楽譜出版社、2007年(1978初版)
- 現代音楽の分野。作曲家バルトークの「中心軸システム」を説明した本です。フィボナッチ数列、黄金分割など数学的な考え方も絡んでくるので文系 の私にはなかなかキツイです。
- メシアンによるラヴェル楽曲分析
- 著者:オリヴィエ・メシアン/イヴォンヌ・ロリオ=メシアン
- 翻訳:野平一郎
- 発行:全音楽譜出版社、2007年
- ”オーケストレーションの魔術師”ラヴェルの手法が実際の作品を通して検証されています。ただし、難解。
- 和声のしくみ・楽曲のしくみ
- 著者:島岡譲
- 発行:音楽之友社、2006年
- 日本では定番の和声の教科書「藝大和声」の著者、島岡譲先生の本。内容は入門編。和声の基本が学べます。
- 作曲の基礎技法
- 著者:アルノルト・シェーンベルク
- 翻訳:山縣茂太郎・鴫原 真一
- 発行:2009年(1971年初版)
- 現代音楽で有名なシェーンベルクの本。ただし内容は、現代音楽ではなく、オーソドックスなクラシックの分野を扱っています。
- 二声対位法
- 著者:池内友次郎
- 発行:音楽之友社、2007年(1965年初版)
- 二声の対位法
- Twentieth-Century Harmony
- 著者:Vincent Persichetti
- 翻訳:−(英語版)
- 発行:NORTON、1961年
- 現代的な難解なハーモニーを扱っています。
- DTMで学ぶオーケストレーション入門
- 著者:原田宏美
- 発行:音楽之友社、2006年(2002年初版)
- 初心者でも活用できる内容です。オーケストレーションについてざっくり学べます。
- DTMによるオーケストレーション実践講座
- 著者:侘美秀俊
- 発行:音楽之友社、2007年(2005年初版)
- 「DTMで学ぶオーケストレーション入門」より、もう少し踏み込んだ内容。専門書に入る前に、全体を見渡す感じで使える思います。
ジャズ
- モダン・ジャズ・ヴォイシング
- 著者:Ted Peace・Ken Pullig
- 翻訳:佐藤研司
- 発行:ATN、2007年(2002年初版)
- バークリーのヴォイシングの技法を学べます。4,5,6声、スプレッド、テンション、USTなどのヴォイシングの仕方をレクチャーしています。
- ラージ・ジャズ・アンサンブルのアレンジ
- 著者:Dick Lowell・Ken Pullig
- 翻訳:浜本銘二
- 発行:ATN、2005年
- 「モダン・ジャズ・ヴォイシング」の続編的な内容。ヴォイシングを習得した後は、楽器ごとの振り分けを学びます。サウンドカラーの作り方。
- ジャズ・スタディ
- 著者:渡辺貞夫
- 発行:ATN、2007年(1970年初版)
- 日本を代表するジャズ・ミュージシャンである氏の本。内容は比較的わかりやすい一方、説明の日本語がわかりにくいです。 図とかを照らし合わせて、意味を汲み取る作業が必要かと思われます。
- ザ・ジャズ・セオリー
- 著者:マーク・レヴィン
- 翻訳:愛川篤人
- 発行:ATN、2007年(2004年初版)
- ジャズの楽典と言ってもいいような内容。スケール、コード、リハモなど、詳細を書き尽くした感じです。ただし、作曲/編曲については 言及していません。あくまで音楽的な要素(tips)を網羅した内容です。ジャズの作編曲自体は別途勉強しないといけません。
- ヒアリング・ザ・チェンジ
- 著者:Jerry Coker・Bob Knapp・Larry Vincent
- 翻訳:小幡英司
- 発行:ATN、2005年(2004年初版)
- ジャズ(スタンダード)のコード進行(チェンジ)を耳で聴き取るための知識を学べます。単にジャズのコード進行を勉強する目的でも 価値はあります。曲中の展開のパターンも色々載っているので、アイデア集としても使えます。、
- ブルースと代理コード
- 著者:ジョー・パス
- 翻訳:−(不記載)
- 発行:ATN、2007年(1986年初版)
- ザ・ジャズ・バラード
- 著者:Jerry Coker
- 翻訳:愛川篤人
- 発行:ATN、2005年
- 実用ジャズ・アレンジメント
- 著者:北川祐
- 発行:リットーミュージック、2004年
- コンテンポラリー・ジャズギター インプロビゼーション&アナリゼ
- 著者:潮先郁男
- 発行:中央アート出版社、1996年(1979年初版)
- JAZZ COMPOSITION
- 著者:Ted Peace
- 翻訳:−(英語版)
- 発行:Berklee Press、2003年
- ジャズの作曲を基礎から学べます。比較的簡単な英語で書かれているので、単語さえ辞書を引けば読めると思います。
- アフロ・キューバン・スラップ・ベース・ライン
- 著者:Oscar Stagnaro
- 翻訳:脇義典
- 発行:ATN、2005年
編曲
- コンプリート・アレンジング・メソッド
- 著者:ネルソン・リドル
- 翻訳:愛川篤人
- 発行:ATN、2003年
- 編曲と作曲法 モダン・アレンジング・テクニック
- 著者:ゴードン・デラモント
- 翻訳:林雅諺
- 発行:ATN、2005年(1993年初版)
- サウンズ&スコアーズ
- 著者:ヘンリー・マンシーニ
- 翻訳:林雅諺
- 発行:ATN、2003年
- コンテンポラリー・アレンジャー
- 著者:ドン・セベスキー
- 翻訳:林雅諺・山室紘一
- 発行:ATN、2006年(1987年初版)
- ブラス&ストリングス・アレンジ自由自在
- 著者:松浦あゆみ
- 発行:リットーミュージック、2004年
- アカデミックな内容ではなく、初心者が直感で理解できる内容です。CD付き。ポップスやイージーな 音楽のブラスとストリングスのアレンジはこれだけでも充分に思えます。DTMに寄ったスタンスで、 データの打ち込み方などのコツもわかります。
総合作曲本
- ポピュラー音楽理論
- 著者:北川祐
- 発行:リットーミュージック、2005年(2004年初版)
- 甘い作曲講座
- 著者:ヲノサトル
- 発行:リットーミュージック、2005年
- 作曲本
- 著者:野口義修
- 発行:シンコーミュージック、2005年
- 実践コード・ワーク 理論編
- 著者:篠田元一
- 発行:リットーミュージック、2005年
- 実践コード・ワーク アレンジ編
- 著者:篠田元一
- 発行:リットーミュージック、2005年
その他
- インプロヴィセイションのためのイヤー・トレーニング vol.1
- 著者:Armen Donelian
- 翻訳:井上智
- 発行:ATN、2007年(2001年初版)
- リディアン・クロマティック・コンセプト
- 著者:ジョージ・ラッセル
- 翻訳:布施明仁・梶本芳孝
- 発行:ATN、2006年(1993年初版)
= 関連知識 =
打ち込み
- コンプリートMIDIブック
- 著者:高橋信之
- 発行:リットーミュージック、2005年
- 新・プロの音プロの技
- 著者:永野光浩
- 発行:Stylenote、2007年
- 音を大きくする本
- 著者:永野光浩
- 発行:Stylenote、2007年(2006年初版)
- コンプリート MIDIプログラミング・ブック
- 著者:高橋信之
- 発行:リットーミュージック、2006年
その他
- プロフェッショナル ゲームサウンド制作ガイド
- 著者:汐見敏幸
- 発行:秀和システム、2004年
- コンプリート SYNTHプログラミング・ブック
- 著者:高橋信之
- 発行:リットーミュージック、2007年
- コンプリート DTMガイド・ブック
- 著者:藤本健
- 発行:リットーミュージック、2005年
- <キムラ式>音の作り方
- 著者:木村哲人
- 発行:筑摩書房、2002年(1999年初版
- 黒人リズム感の秘密
- 著者:七類誠一郎
- 発行:郁朋社、2003年(1999年初版)
- 作曲家の発想術
- 著者:青島広志
- 発行:講談社、2007年(2004年初版)